アニメ「富豪刑事balance unlimited」のレビューまとめ

アニメ「富豪刑事 Balance:UNLIMITED」タイトル
引用元:dアニメストア
(c)筒井康隆・新潮社/伊藤智彦・神戸財閥
おしぼり
おしぼり

こんにちは!oshibori100です。

今回は、アニメ「富豪刑事balance unlimited」についてレビューしていき
ます!

※一部ネタバレあり

大金持ちの主人公が有り余る財力を使って事件を解決していきます。

原作は筒井康隆の小説「富豪刑事」で、フジテレビのノイタミナ枠にて2020年に放送した作品になります。

「富豪刑事balance unlimited」のあらすじ

桁違いの財力を持つ主人公の神戸大助(かんべだいすけ)、彼は神戸財閥の御曹司として生まれました。

幼少時は父母と共に何不自由なく暮らしていきますが、とある事件により父親と母親を同時に失うことに…。

幼少時の神戸大助は、そこから利発さや明るさを失ってしまいます。

ある日、急遽居住地としていたイギリスから日本の警視庁に警部待遇で入庁することで、人生が変わっていきます。

自身の目的の完遂のために警視庁の「現代犯罪対策本部準備室」に自身の希望で所属するのですが、その部署にいるメンバーたちは少なからず何かしらの不祥事を起こしており、いうなれば窓際部署。

そこに、教育係として元警視庁捜査一課のエースで強い正義感の持ち主である加藤春(かとうはる)警部補とバディを組むことになるのですが、どちらもお約束通り嫌々です。

そんな人情派の年上部下で教育係と、世界的財閥の御曹司が事件に挑んでいきます。

1話から事件解決のために個人の資産を惜しげもなく使いまくるのですが、この作品で良い演出は、本編に安直に札束を積むシーンや紙幣が舞い散るような、どこかで見たようなありきたりな手法が使用されていないところです。

令和の時代にあって、昭和に完結した小説をわざわざアニメにした正解というようなシーンが随所にちりばめられており、ガジェットやAI執事なども登場してとても見ごたえがあります。

そして、金持ちの神戸大助の金で頬っぺたをたたくようなその事件解決方法が嫌いな加藤春ですが、中盤からの捜査方法の違いにより少しづづ離れていくことになり、ついには決定的な事件が起きてしまったことが原因で、バディはバラバラに捜査をしていくことになります。

それぞれが持つトラウマや葛藤もあり、それぞれが提示していくきっかけにより、それらを克服していき物語は収束に向かっていき、最後にはカタルシスも用意されている気持ちの良い作品です。

「富豪刑事balance unlimited」作画がきれい!

そしてもう一つ特筆すべき重要な点ですが、登場人物の顔がとても端正に描かれていて、見飽きることのないキャラクターデザインをしています。

作画崩壊のようなことは1フレームも起きていないと思うほど、絵に力が入っています。

画面の色彩バランスもシックで落ち着いていて、その薄暗い画面には仕掛けがしてあり、その理由は最後まで見ることにより判明します。

また、各話に出て来るゲストキャラも実在していそうなフィクションラインのギリギリを攻めていて、ドラマをリアルに感じられ、声も有名声優さんをふんだんに配置されているので、人物の重厚さがでていて大変好感がもてます。

全11話で構成されているので、物語がハイペースかつ濃密にすすんでいくので、とても満足度の高い作品です。

高品質なアニメが見たいけれど、せっかく見るのであればちゃんと時間を無駄にせずに最後まで見たいという几帳面な性格の方は、全11話で気分爽快になれることをお約束します。

また、警察バディものが好きでイケメンが眺められたらさらに良いという方は、視聴を強く勧めます。

イケメンだけかと思いきや、黒髪の長身美女にマスコットのような愛らしい婦警さんも登場し、
鉄壁の布陣に磨きがかかっていきますので、ビジュアルにおいての不安はありません。

おじさんや老獪な昭和の刑事も登場しますのでご安心下さい。

主題歌はSixTONES!

ダメ押しの極みとしてオープニング曲はSixTONESの「NAVIGATOR」です。

OP映像は、これが見たかったというような金持ちモチーフが大量に出てきます。

見れば見るほどトンデモ映像が1分30秒に凝縮されているのも圧巻ですの
で、ぜひその目で確かめてみてほしい作品です。

この記事がアニメ「富豪刑事balance unlimited」を視聴するきっかけにな
れば嬉しいです!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました